クリスマスが終わって

みなさん、それぞれのクリスマスを楽しんだことと思います。

クリスマスが終われば、周りはみな新年に向かい、忙しくも無いのに、セカセカと動き始めます。

師走とは「お坊さんも走り回る皆が忙しい時期」と解釈されることも多いようですが、昔は正月前の時期にもお盆同様、先祖の霊を祀る習慣があり、お坊さんは檀家の家々を回ってお経をあげていたことからきたようです。

日本人は無宗教と言われますが本当に色々な宗教の楽しいところだけ真似をして、年中なんらかの行事を楽しんでいます。

 

今は昔の話になりますが、バブルというまさに泡のような何の根拠も無く、地価や株価が高騰し、その利益で日本全体が浮かれていた時期がありました。今の若い人たちには伝説として語り継がれているかもしれません。

1986年から1991年までの好景気。待っただなかが働き盛りだった方は恩恵に預かり、かなり派手な生活ができたようです。ちょうど、テレビではトレンディドラマと呼ばれるカテゴリのドラマが流行り、皆それを真似た格好をして街を歩いていました。似合うか似合わないかは別問題で、そんなトレンディドラマの恋愛観にあこがれていたのでしょう。

さて、当時にクリスマスといえば、一流ホテルに部屋をキープ、高級レストランでディナー。プレゼントはブランド物のバックかアクセサリーというのが定番でした。

ディナーがすみ、最上階のラウンジでカクテルなどたのみ、男子はさりげなくルームキーをテーブルに置く。その時、女子が少しでも席を寄せれば大成功。とう筋書き。

部屋をキープできなかった男子は道玄坂あたりをつまらなそうな女子を連れて空き部屋を探すハメになる。そのうち、女子は我慢できなくなり「私、帰る!」なんて言い出す。

 

そんなバブルのクリスマス熱も今では伝説となっています。

高級ホテルでディナーを楽しむのは一部の上流階級の人々。うらやましい限りである。

 

バブルに乗れず、ひたすら働いて年老いたじじいの愚痴。