国産生成AI「tsuzumi」

NTTが独自開発したLLMの「tsuzumi」が発表され、利用が開始されたとのニュースを目にした。

日本でも負けてはいられないと生成AIの研究・加発を行っていることはchatGPTなどがサービスを開始する以前よりニュースを時折目にしていました。

日本語独自の文法解析はかなり前から形態素解析という形で広く利用が期待され、その精度がある一定レベルを超えるところまでは大学の研究や民間の開発で行われており、一部商用化もされていました。

生成AIのLLM構築にあたっては、いかに日本語独自の解析技術が重要であるかは携わる技術者にとって一つの課題であったことと思います。

chatGPTが発表され、実際に触れることができたとき、日本語の解析技術のすばらしさには驚かれ、すっかりプロンプトのとりことなってしまいました。

ここにきて、やっとという感じで国産の生成AIが発表され、どれだけ素晴らしい解析技術が用いられたのか期待にワクワクし、その一端にふれてみようとあちこち探しましたが、コンシューマベースのサービスは無いようです。

NTT版LLM tsuzumi 3月25日「商用開始」

大きく写真がのった記事が掲載されています。

商用開始?

何だか、ものすごくセコさを感じたのは私だけでしょうか。

記事にはchatGPT32.5との比較なども載っていますが、それに触れることができないというのはどういうことでしょう?

オープンソースの文化がなかなか定着しないお国柄、いかにも鎖国文化と言わざるを得ません。

まず、広く使ってもらい、洗礼を受けて成長していく、という気概はないのでしょうか。

残念でしかたありません。

ITエンジニアのお仕事(トラブル編・・・始まり)

以前にはまったく考えられなかったことですが、フリーランスとい職業が定着しています。

これはコロナ渦で在宅勤務という新しい働き方の形態が会社人にとっても普通のワークスタイルとなったことも追い風となっていることもあると思います。

フリーランスというと何かかっこいい職業のように思えます。

日本人は横文字職業に弱いw

 

その働き方はひと昔前のフリーターと何ら変わらないのですが、フリーターというと定職につくことをきらい、自由な時間に働く遊び人もしくはなまけもののようなイメージを持つ方も少なくないと思います。

良い会社に就職すれば一生安泰に暮らせると信じて疑わない、終身雇用制が体にしみ込んだ世代です。

特に初老を迎える世代には学校を卒業し、定職に付かないことなどありえないことで、手に職をつけるか、いかに優良な企業に就職するかが重大な問題です。

さらにその上の世代は高度成長期に国の経済を支える重要な人材として、中学を卒業したばかりで集団就職で地方から中央に集められ、訳も分からず安い賃金でむしゃらに働いて、それが家を助けることだと信じて疑わない世代です。

いずれも何かに所属することで生活の安定があると信じ、暮らしてきた人々です。

そんな人たちが、自分の子供たちが進路相談で進学か就職かと将来の自分を決めろと言われたとき、職業欄に「フリーター」と堂々と描ける人間に育ったことを嘆きます。

「フリーターなんて職業は無い!」

一喝され、仕方なくなりたくもない「会社員」とかごまかそうとすると「具体的な職種は何だ」とつっこまれる。

それはひと昔前の話。

コロナ渦を経験した私たちはリモートワークという新しい働き方を手にいれました。

会社に行かなくても仕事ができる。

働く社員ばかりでなく、経営層もそれに気づいてしまいました。

それは、完全に会社帰属意識を崩壊させるものとなりました。

そして、実力がある人々は自分を高く評価してくれる組織に動きます。

会社は厚生施設や福祉施設など、さらにはメンタルケアまで会社の責任として求めらる世の中で社員を抱えることの意義を失いました。

「必要な時に必要な人材をそろえれば良い」

そこに会社と高単価で自由に働ける場を求めた人々との間にウインウインの関係が生まれてしまいました。

フリーランス」の時代です。

行動規範となる考えはあまり違わないにも関わらず「フリーター」と「フリーランス」には大きな違いがあるようです。

そして、能力のある若者は「フリーランス」にあこがれるようになります。

 

さて、そんな新しい時代の働きかた「フリーランス」も良いことばかりではありません、様々な問題も起きるようになります。

 

イスラエルの問題をAIに聞いてみた

イスラエルの戦争を終わらせるにはどうすれば良いですか」と3大AIに聞いてみました。

 

Birdは回答を避け、「お手伝いできません」との回答。

chatGPTについては、モデルごとに回答が異なり

無料のChatGPT-3.5ではいくつかの提案がありましたが、結論は難しいと答え、

3.5-Turboは簡素な回答ながら結論は難しいと答えます。

GPT-4.0は3.5同様いくつかの提案の結果、結論は難しいと答えます。

Bingは3.5-Turboに近い回答。しかしながら、結論は難しいと答えます。

 

このようなデリケートな問題に対し、生成AIは何らかのロジックで回答を避けるようです。

朝のワイドショーやニュース報道を見ていると、どこを攻撃したとか、死者が何人出たとかその現状を伝え、悲惨さを強調します。

一番興味があるのは「どうすれば終決するのか」では無いでしょうか。

多少過激になっても、なにか提案できないのでしょうか(かくいう私も)

 

未だに終決しないウクライナソ連の戦争はテレビからすっかり姿を消してしまいましたが。私は終決したのかと思ってしまいました。

 

世の中の全ての情報提供期間(生成AIまでもが)その悲惨な現実を答えるだけで解決に至る道筋については言動を避ける。興味本位の野次馬のようです。

 

争わない、過激であっても傷つく人のいない意見を述べる有識者は現れないのでようか。自分には直接関係の無いこと。触らぬ神に祟りなし。

興味本位の現状報道はもうやめませんか。

生成AIは人を幸せにするか

OpenAI者のchatGPTに端を発しGoogle者のBird・MicrosoftのBingと続々と生成AIのプロンプトが一般利用できるようになった。

自分の仕事がAIに奪われてしまう、と不安になった人々も少なくない。

確かに多くの情報を持ち、簡単な言葉で情報を引き出せるAIはすごい。

今や、何でもAI搭載を売り文句にあらゆる製品が続々と発表・発売される。

果たしてAIは私達の生活を豊かにし、より安全で快適なくらしを提供してくれるのだろうか。

一部のコンピュータ関連、特にソフトウェアに携わる仕事を生業としている人たちにとってAIは脅威であり、関係の無い人たちにとっては色々なことを自立して行ってくれる便利なツールと思い込んでいる。

しかし、よく考えてほしい。現時点の生成AIは知っていることしかできない。何かを創出することは人間だけができる唯一無二の行為である。そのおかげで現代の社会生活を作り出すことができた。

炊飯器や洗濯機でAIはどんな便利なことを提供してくれるのか。

お米を研がなくても炊飯器が自動的に判断しお米を研いだ後に炊飯を初めてくれるのか?服の汚れが酷い部分を見つけ集中的に部分洗いをしてくれるのか?

そんなことはできない。

ブームやトレンドに盲目的になる愚かな人間が如何に多いかを企業は知っている。

AI搭載とキャッチコピーにつけるだけで、他の商品と差別化され、なにかすごいことをやってくれると勝手に思い込んでしまう。

 

新しい店ができると行列ができる。しかしその店があることに慣れてしまうと見向きもしなくなる。同じことが生成AIに当てはまるとすれば、今はみなが飛びつき企業はシェアの取り合いにやっきになり次々とアイディアが具現化され発展している段階である。これが日常となったとき、その生存価値に人々は興味を持つだろうか。

興味を失ったとき、ビジネスにならないことに投資する企業がどれだけ生き残り、より人々にとって有益な研究が行われ、次の時代に進むことができるのか。

コンビニにOTC薬品が買える日が

厚労省の検討会でコンビニでのOTC薬販売に付いて議論されているという。

現在、OTCの購入にあたっては薬剤師または登録販売員の資格をもったものでなければ販売できないことになっている。

これを、遠隔にいる有資格者がリモートで購入者と対話することで、資格者がいない山間・へき地でも販売が可能になるようにするというものだ。

いままでもセルフメディケーションを推進することで医療費を削減する措置はいろい審議され、実施されてきており、コンビニや資格者がいないドラッグストアなどでリモートで有資格者が待機。販売を許可できる仕組み作りは議論されてきた。

 

問題はいくつかある。

リモートで待機する有資格者の確保の問題。

OTC薬品の在庫管理が有資格者でない職員が行う問題。

等々。

 

突然の発熱など24時間のコンビニだからこと対応できる可能性は十分あるが、それにともない、有資格者の24時間待機も必要となる。

チェーン展開するコンビニ業界で、一か所に有資格者のリモート対応待機の可能性は十分あると思われる。

 

一見便利になると思えるかもしれないが、大きな問題があるのではないか。

そもそも、国が24時間対応でる医療機関を拒むような医療費削減を行っていることが問題であると考える。その付けをセルフメディケーションという呪文で民間にまかせるというのはいかがなものだろ。

 

国民は高額な税金を払い、国が行いサービスに期待している。

リモートで有資格者を待機させることで、24時間営業のコンビニにOTC販売許可をだせるか有識者が議論する。いかにも上から目線で、「売らせてあげる」「利益につながる」とけしかけているとしか思えない。

そもそも、人口減少が進む山間部やへき地にコンビニが出店するだろか。

 

それよりも、無医村の地域や離島を作らないよう頭を使ってほしい。

 

またキーボードを買ってしまった話

 

キーボード沼とはよく言われているが、また買ってしまった。

REALFORCE R3S

R2を使っていて、他の方のレビューを見ると、うち心地はそのままに、静音と上位機種にBluetooth機能が追加されただけ。

どのみち、この重いキーボードを持つあるくことは考えておらず、R2でも十分静かなので、あまり魅力は感じていなかったのだが、好きなメーカーの新製品(2年前?)であることが、ずっと気になっていた。

うち心地が同じわけがない、何か仕掛けがあるはず。と思えば思うほど、欲しくなる。

今まで使っていたR2はALL30gだったので、変加重をついにポチッ。

今日届き、R3Sを使って書いているのだが、「うち心地は同じ」なわけはなかった。30gと45gの違いなんて分かるわかは無いのだが、うち心地がまったく違う。他の方のレビューを信じてここまで我慢していたのを少し後悔。

心地良さがまったく違う。キーボードをたたく楽しみが全く違う。

人の好みはあると思うが、R3Sを買おうか迷っている方がいれば、絶対おすすめ。R2よりさらにキーを打つことが楽しくなるキーボードに仕上がっている。

APC機能があり、アクチュエーションポイントが4段階に切り替えられる。

一番浅い0.8で使ってみるが、さほど打ち間違いがあるわけでもなく、これはキー形状が影響しえいるのかもしれない。

一番深い3.0にしてみると、やはり、最後までしっかり打込む必要あがあり、ちょっと力が必要になる。

1.5くらいが私は一番好みかもしれない。

 

高価なキーボードの部類に入るが、静電容量無接点方式で、APCの変更ができて2.5万円は他の同様の形式に比べ、さほど突出して高いとは思えない。

このうち心地を手に入れることができるのなら、むしろや安いかも知れない。

 

今年の春は早く過ぎ、すでに初夏の陽気になっている。

田んぼの水が入るのも少し早いのか、カエルの声が聞こえ始めている。

土の中で干からびならが春を待つカエルたちもやっと水を得ることができ

一斉に目を覚ます。

 

自然というのは不思議なもので、先日始めてうぐいすの声を聞いた。

どんなに暑くても、繁殖期を間違えることは無い。

人間のように、カレンダーや時計があるわけではないのに、自然とそうなる。

 

人間は寒ければ厚着をし、暑ければ薄着になる。

動物たちは自分の体毛で温度調節できる。

突然暑くなったりすると、まだ準備途中で冬毛のままの動物はとまどうだろう。

 

今の12ヶ月カレンダーより、昔の二十四節気のほうが自然を感じやすい。

つい先日「穀雨」を過ぎた。人に取っては不快な梅雨も自然にとっては恵みの雨となる。

芽吹く季節に雨が降り、生き物に活力を与える。