恐怖のホワイトクリスマス

全国的に寒気の影響から、昨日の夜半から雪模様になり、今朝は私の住んでいる街でも5センチほどの積雪があった。まさにホワイトクリスである。

数日までの北陸の大雪はホワイトクリスマスなどとうかれていられない、大惨事となった。やはり、自然の前では人間の無力さを感じる。

オール電化がもてはやされ、どこの家の屋根にもソーラパネルが乗っかっている時代である。停電は命取りとなる。特にこの時期、停電になると、暖房器具が使えない。車の中で暖をとるとは考えたものだが、それが命取りとなってしまう事故が起きた。

ソーラーパネルで自分の家で発電しているのに、何で停電の影響があるのか?以前は非常に不思議に思った。

その仕組みを聞くとなるほどと納得する。

ソーラーパネルにより発電された電気は一旦、契約の電力会社に送られ、普通の家庭と同じく、電力会社より供給を受ける。停電してあたりまえだ。

これも電気が売れることを全面に打ち出し、設備費用などすぐに返済できてしまうとしきりに売り込みを行なったメーカー側に責任は無いのだろうか。セールスマンは口を揃えて言った「電気量がタダになります」。

全くの嘘ではないのだが、大切な部分は何も説明しない。

売った電気で使った電気料が相殺になった上にさらに設備の返済ができるほどに電気が売れると言うのである。

停電になると、電気の供給が停止することを真っ先に説明すべきではないか。設備費用は支払う必要がることを説明すべきではないか。停電になっても電気が使えるように蓄電システムを入れるととんでもなく高額になることを。

車中でお亡くなりになった方の家にソーラーパネルがあったとすれば、被害者ではないだろうか。訴えても良いのでは無いだろうか。

 

事前の前に人間は無力だ。