今年の春は早く過ぎ、すでに初夏の陽気になっている。
田んぼの水が入るのも少し早いのか、カエルの声が聞こえ始めている。
土の中で干からびならが春を待つカエルたちもやっと水を得ることができ
一斉に目を覚ます。
自然というのは不思議なもので、先日始めてうぐいすの声を聞いた。
どんなに暑くても、繁殖期を間違えることは無い。
人間のように、カレンダーや時計があるわけではないのに、自然とそうなる。
人間は寒ければ厚着をし、暑ければ薄着になる。
動物たちは自分の体毛で温度調節できる。
突然暑くなったりすると、まだ準備途中で冬毛のままの動物はとまどうだろう。
今の12ヶ月カレンダーより、昔の二十四節気のほうが自然を感じやすい。
つい先日「穀雨」を過ぎた。人に取っては不快な梅雨も自然にとっては恵みの雨となる。
芽吹く季節に雨が降り、生き物に活力を与える。